間抜けな傷害

お前の書いた文章見てると反吐が出る、という旨を明確な悪意と明確な愛のわかる文体で私に言ってくれた男に会いに行きたくなって殆ど5年ぶりに再開した。家の中は酒瓶だらけで窓は閉め切っていて部屋の惨状を一ミリも隠そうとせず待ち構えていた。男は来年からトラック運転手になる、生きたくもないが死にたくもない、てめえの文章何言ってるかわからないが書き続けろ、そのようなことを言われたと記憶している。5年後あたりにまた逢う気がする、たぶん